経済 - 産業

チュニジアオリーブオイル

オリーブの樹は地中海地域に特有です。5月中旬から6月中旬にかけて開花し、秋になるとオリーブの実が熟します。

チュニジア全土に見られるオリーブの樹は、160万ヘクタールの耕作面積に5600万本植えられており、27万人の生産者が栽培しています。広い地域で多様な品種を栽培しているため、万人の味覚を満たしているといえます。

Chemlali(シェムラリ)は、チュニジアの主なオリーブの樹のひとつで、Korba(コルバ)からGabes(ガベス)にかけての東海岸に見られ、Sfax(スファックス)のほぼすべてのオリーブ畑に植えられています。オリーブの樹はZarzis(ザルシス)、 Sidi Bouzid (シディブジ)、Maknassi(マクナッシ)といった地域に拡がりをみせ、優れた品質のオイルを生み出します。

チュニジアは欧州連合に次いで、世界第二位のオリーブオイル生産国です。年平均17万トン(2007年は18万トン)を生産し、チュニジアの食品加工の輸出74%を占めています。
チュニジアの高品質なオリーブオイルは多彩な風味を楽しめ、すべての顧客の要望に応えています。日本、アメリカ合衆国、オーストラリア、中東諸国は、チュニジアが注目している新たな市場です。

近代的なオイル抽出法と最新の包装システムにより、オリーブオイルの生産は拡大を続けています。

 


チュニジアワイン

チュニジアで葡萄を育て、ワインを造る技術の原点は古代まで遡らねばなりません。フェニキアの時代にカルタージュに住んでいた農学者のマゴンは、葡萄栽培の協定やワイン醸造法を記録に残し、それらは今日においても使われています。

かつてチュニジア産のワインは、両取っ手付きのつぼ、アンフォラに入れられ、船倉の奥深くに積まれ、地中海全域の港に運ばれていました。いまそのワインは、チュニジアの太陽、土壌により風味が与えられ、時空を越えた技を伝えています。そのため世界中で高い評価を得ています。

現在、チュニジアの葡萄畑は、デザート用葡萄を栽培する1万ヘクタール、ワイン醸造用葡萄を栽培する1.5万ヘクタールの拡がりがあります。

チュニジア産ワインはアルコールが豊富で、適度な酸味とまろやかさ、新酒の風合いを備え、赤とロゼはアルコール分が11から13.5度、白は幾分少なくなっています。

ワインの年生産は4800万リットル、43%がロゼ、43%が赤、11%が白となっています。そのうち70%がAOC(原産地呼称統制)のもとで市場に出され、20%は銘柄ワイン、プルミエ・クリュが与えられています。およそ半分は国内販売に、1500万リットルは輸出されます。

ドイツ、フランス、ロシアはチュニジア産ワインの主要な輸入国で、スイス、イタリア、東欧諸国と続きます。またチュニジアはボトル詰めワイン(45万本)を輸出しています。その三分の二はフランスへ、三分の一はドイツ、カナダ、ロシア、ポーランド、ベルギー、アメリカ合衆国へ輸出されます。


チュニジアデーツ(ナツメヤシ)

デーツはチュニジア南部のオアシスのフルーツです。
チュニジアのデーツは、2万9千ヘクタールに400万本が植えられています。Deglet Nour(デグレ・ノウル)は非常に商品価値が高く、60%が輸出されています。

主なデーツ生産地域は2万1千ヘクタールの拡がりを持つTozeur(トズール)とKebili(ケビリ)で、国内生産の90%を占めています。
デーツには250種ほどがあり、Deglet Nour(デグレ・ノウル)、Kenta(ケンタ)、Allig(アリグ)、Khouat Allig(コウアト・アリグ)は、チュニジアを代表する銘柄です。

デーツの年平均生産は約14万トンです。年間輸出は6万トンです。輸出されるデーツは登録された30以上の工場で丹念に包装されます。チュニジアは世界第一位のデーツ輸出国で、製品はフランスをはじめ、ドイツ、スペイン、イギリス、モロッコ、中東といった50以上の国々に輸出されています。

「輝く光」として伝統的に知られるデーツの王様Deglet Nourは、世界で最も高い評価を得たデザート用デーツです。Deglet Nourは、自然が育んだブロンドの色合い、特徴ある風味、柔らかな果肉のため、THE DATE(ザ・デーツ)と称されています。Deglet Nourは、ワインにおけるシャンパーニューに相当し、枝についた状態で売ることが出来る唯一の銘柄です。冷蔵すると長期間おいしく賞味できます。

今後、チュニジア産のデーツは、新たな技術の活用と生産者のたゆまぬ努力によって増産が見込まれています。